実写版るろうに剣心の撮影で誕生した「ラバー刀」。
グラスファイバーなどの硬い芯材をクッション材として用いられているウレタンで包んで刀身を作ることで、人に当たっても怪我しないように作られています。
それ以降、舞台等でもラバー刀が使われるようになりましたが、小ロット販売をする事業者は存在せず、自作せざるをえない状況が続いていました。
弊社では、3Dプリント技術を駆使することで初期投資を抑えながら、規格化されたラバー刀を小ロットで生産し、個人および法人の皆様に販売しています。
弊社のラバー刀について

本製品は、本物の日本刀のように分解することができます。

カーボンファイバーに穴を開けることはできない(簡単に折れるようになる)ため、目釘は存在せず、柄頭のところにあるボルトを緩めることで、刀身や鍔を取り外せます。その他、はばきが切羽と一体化しているなど、一部の構造は本物と異なります。
部品を交換することができるため、破損したときの修復が低コストで済むほか、送料も抑えられます。ご自身で部品を作成してカスタマイズすることも可能です。

3D印刷で製造している都合上、柄やはばきに積層痕と継ぎ目が見えます。寄るほどレザーやプラスチックの質感もわかるので、引きの画で行うアクション以外の目的では、模造刀にかなわないことをご承知ください。
ラバー刀をご使用になる前には、必ず使用上の注意事項をご一読ください。
長さ(目安)
柄 | 刀身 | 鞘 | |
打刀 | 26 cm | 68 cm | – |
脇差 | 20 cm | 40 cm | – |
短刀 | 13 cm | 22 cm | 27 cm |
質量(目安)
柄+刀身 | 鞘 | |
打刀 | 145 g | – |
脇差 | 115 g | – |
短刀 | 85 g | 105 g |
材料
柄 | ABSまたはPLA |
鍔、鞘 | ABS |
刀身 | 発泡ウレタン、合成皮革、カーボンファイバー |
柄糸 | 綿 |
下げ緒 | 綿または絹綿混紡またはポリエステル |
それ以外(はばき、目貫など) | PLA |
鞘が付属しないことについて
弊社ラバー刀の打刀と脇差の正規品および試作型Aには、鞘が付属しません。
かねてより家庭用の3Dプリンターで鞘を試作していましたが、時間効率と強度に大きな問題があり、ほかの方法を検討してまいりました。
しかし一般的に、プラスチック製品の量産には金型が必要であり、約70 cmの製品を作るには、初期費用だけで100万円ほどかかるため、現時点で鞘を作ることは断念いたしました。
では、どのようにして鞘を用意するのかということですが、現在、いくつかのECサイトにおいて、木刀用のプラスチック製の鞘というものがすでに売られております(「木刀 鞘」などで検索してください)。
弊社製品もこの鞘に収まりますので、こちらを別途ご入手いただきたく存じます。打刀は大刀用、脇差は小刀用の鞘をお使いください。
正規品および試作型Aには、納刀・抜刀がしやすくなる鯉口アタッチメントを付属します。

もしくは、朴の木などで鞘を自作しても構いません。スポンジが食い込むと抜刀がしにくいので、刀身と内壁との隙間を大きめにするのがコツです。
短刀の鞘は、弊社が所有している3Dプリンターで造形可能なので、短刀のみ鞘ありのセットでの販売になります。
※弊社は、木刀用の鞘を製造・販売する事業者様と一切関係がございません。広告宣伝費を受け取っていたり、資本関係があったりなどはしませんので、ご承知おきください。
ご注文方法
現在、オペレーションの確認を含め、クラウドファンディングを実施中です。そのリターンとして、お求めいただけます。

試作型ラバー刀について
お安くラバー刀を入手したいお客様へ、本製品を開発する過程で試作したものを低価格で販売しております。
A、B、C、D、E、Fの等級があり、正規品との違いが大きいほどお安くなっています。
- A: スポンジと鞘のうち、一方だけが正規品と共通
- B: 分解可能
- C: 分解可能&鞘が印刷不良
- D: 分解不可
- E: 分解不可&刀身が2~5 cm短い
- F: Eより前に制作した最初期モデル
現在実施中のクラウドファンディングのリターンとして、お求めいただけます。詳しくは、こちらをご覧ください。
注意書き
<商標使用について>
本文中に記載されている「るろうに剣心」は、株式会社集英社の登録商標です。この商標と当該製品は、直接関係ありません。
<銃刀法について>
このラバー刀に刃は付いておらず、刀剣類に類似する形状物ではありますが、金属製ではなくプラスチック製であるため模造刀剣類にも該当せず、銃刀法の規制対象外と考えられます。
ただし、持ち運びの際は周囲の迷惑にならないように、風呂敷やケースに入れてください。また、正当な目的なしに所持することは、おやめください。
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